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紙想う、書店
紙の文化に再び火が燈ることを目指し、
書籍と紙ものを取り扱う書店を開店いたしました。
紙という素材が持つ温かみのある透明感や質感、
受け継がれてきた紙の文化をお楽しみ下さい。
世界とあなたの色の記憶セット
¥5,300
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【セット内容】
① 書籍 2冊
- 『世界のふしぎな色の名前』
- 『光と闇と色のことば辞典』
② はこか 1セット
- スリーブ箱 × 1個
- メッセージカード × 9枚
- 封筒 × 4枚
③ 栞 2枚
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あの色に、物語があったなんて。
世界とあなたの色の記憶をつなぐ2冊をご紹介します。
色は、ただ目に見えるだけのものではありません。
「紫」は高貴なもの、「黒」は喪をあらわすもの——
そんなふうに、色は古くから“意味”や“物語”をまとってきました。
けれど今、私たちはそれをほんの少し忘れかけているのかもしれません。
街にあふれるデジタルな色たち。無意識に選んでいる洋服や道具の色。
どこか記号のように使われるその裏側に、本当はどれほどの歴史や文化、そして人々の想いがあるのでしょうか。
今回ご紹介するのは、そんな「色の背景」にふれる2冊の本です。
まず1冊目は
『世界のふしぎな色の名前』です。
世界各地で生まれた166色にまつわる、名づけのエピソードや文化背景を集めた1冊です。
「フォード・ブラック」や「ロビンズ・エッグ・ブルー」、「スクールバス・イエロー」、「マジックドラゴン」といったちょっとワクワクする色の名前が登場します。
どの名前も、ただのカタログ的な情報ではなく、それぞれの地域に生きた人たちのまなざしが込められています。
ページをめくるごとに、「色って、こんなにも世界とつながっているんだ」と、まるで旅をしているような気持ちになりますよ。
そしてもう1冊は、
『光と闇と色のことば辞典』です。
日本に古くから伝わる色の名前を、美しい言葉と幻想的なイラストでまとめた1冊です。
「東雲(しののめ)」「浅葱色(あさぎいろ)」「滅紫(けしむらさき)」……
読み進めていると、まるで風景や音が立ち上がってくるような不思議な感覚があります。
色なのに、まるで詩のような、奥深さがあります。
知っていたはずの色が、まったく違う世界を見せてくれる瞬間があり、まさに世界が新しい色で塗り替えられていくような感覚に陥ります。
この2冊に共通しているのは、「色を通じて、世界や自分を見つめ直す視点」があること。
どこから読んでもいい。時間がなくても、一日に数ページずつ読んでみませんか。
ちょっとした休憩の時間や、眠る前のひとときにもぴったりです。
色は、記憶とつながっています。
初めての一人暮らしで部屋に飾ったカーテンの色、昔好きだった服の色、旅先で見た空の色。
日々の暮らしの中に、いつの間にか“私だけの物語”がにじんでいるのです。
ぜひこの2冊で、そんな「あなたの色の記憶」を掘り起こしてみませんか。
色にまつわる知識を得る、というよりも、
あなた自身の記憶や感性と、そっと対話をはじめるような読書体験になるはずです。
本の中に広がる、目に見えない色の世界。
そのページをめくるたび、きっとあなたの毎日にも、新しい彩りが届きはじめるはずです。
まずは、気になる色の名前を一つだけ、拾いに来てください。
そして色とりどりのカードの中からあなた自身が選んだ色を、見つけてみてください。