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紙想う、書店
紙の文化に再び火が燈ることを目指し、
書籍と紙ものを取り扱う書店を開店いたしました。
紙という素材が持つ温かみのある透明感や質感、
受け継がれてきた紙の文化をお楽しみ下さい。
「和」と「美」に触れて重なりあう物語を感じるセット
¥5,410
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【セット内容】
① 書籍 2冊
- 『和菓子と言の葉』
- 『「源氏物語」五十四帖の色』
② はこか 1セット
- スリーブ箱 × 1個
- メッセージカード × 9枚
- 封筒 × 4枚
③ 栞 2枚
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一つのモチーフや物語の中に、いくつもの物語が重なり合い、
繊細に織り込まれていることがあります。
そうした世界にふと触れたとき、その美しさや奥深さに、
思わず心が震えることがあるのではないでしょうか。
今回は、そんな静かな感動をじっくりと味わえる、
趣の異なる2冊をご紹介いたします。
1冊目は
『和菓子と言の葉』です。
和菓子デザイナー・藤原夕貴さんが、「心に留めておきたい言葉」を選び、
そこに和菓子というかたちで命を吹き込んだ一冊です。
まるで、見えない感情や温度が和菓子の姿を借りて目の前に現れたような不思議な魅力があります。
たとえば──
春には「ほころび」。花開く寸前のやさしい桜色の練切。
夏には「翠雨(すいう)」。青葉に降り注ぐ命の雨を、梅酒羹と青梅餡で。
秋には「錦秋(きんしゅう)」。錦を織るような柿餡の練切。
冬には「銀嶺(ぎんれい)」。雪に包まれた山を、薯蕷(とろろ)練切ときんかん餡で表現。
和菓子の名前とその姿を重ねて眺めると、作者の想いや世界観が立ち上がってくるようです。
さらに、器選びや撮影の工夫、デザインのプロセスなども紹介されており、
「言葉から生まれる和菓子の世界」を多面的に味わえる作品となっています。
2冊目は
『「源氏物語」五十四帖の色』です。
「源氏物語は、紫の物語である」
そう語るのは、染織史家であり染色家の吉岡幸雄さん。
世界最古の長編物語とも言われる『源氏物語』に描かれた季節、感情、風景──
それらを染色というかたちで再構築した美しい一冊です。
たとえば、葵祭の「車争い」の場面を、
蓼藍(たであい)と黄檗(きはだ)で薄絹を淡い緑に染めます。
その染色を見ていると、御簾の向こうに揺れる華やかな衣や、
新緑の風までを想像させてくれます(P.52)。
使用する染料や技法も、平安時代の素材にこだわり、五十四帖それぞれに対応した色を再現。
物語の世界を、言葉ではなく「色」で感じ取るという、新しい体験が広がります。
源氏物語にあまり馴染みのない方にも、物語の入口としておすすめです。
ページをめくるたび、季節の香りや光が立ちのぼり、心が静かに染まっていくような一冊です。
物語と色、言葉と形。
それぞれの本が、あなたの感性にやさしく寄り添い、
日々の暮らしに、ささやかでも確かに重なり合う彩りと、
余韻をもたらしてくれることでしょう。
本の感想を伝えたくなったら、
いつもはスマートフォンでやりとりするあの人に、
セットのカードを書いて送ってみてはいかがでしょうか。






































