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紙想う、書店
紙の文化に再び火が燈ることを目指し、
書籍と紙ものを取り扱う書店を開店いたしました。
紙という素材が持つ温かみのある透明感や質感、
受け継がれてきた紙の文化をお楽しみ下さい。
本に触れて自分のリズムを取り戻すセット
¥3,650
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【セット内容】
① 書籍 2冊
- 『本は眺めたり触ったりが楽しい』
- 『東京わざわざ行きたい街の本屋さん』
② はこか 1セット
- スリーブ箱 × 1個
- メッセージカード × 9枚
- 封筒 × 4枚
③ 栞 2枚
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「本を読む時間がない」と感じるあなたへ。
ほんの少し、自分にやさしくなれる2冊をご紹介します。
「本を読んだ方がいいのは分かっているんだけど、なかなか時間が取れなくて」
そんな声を、よく耳にします。
本屋で働く身として、本が売れるとうれしいです。けれど同時に、ふと立ち止まって考えることもあります。
「本って、いま本当に必要とされているんだろうか?」
情報も、娯楽も、感動さえも。
スマホひとつで、どこまでも手に入る時代。SNS、動画、ニュース……気づけば指先は、毎日同じ画面上を滑っています。
便利で刺激的なその世界の中で、本はどうしても“遅い”存在に見えてしまいます。
それでもどうして、「本を読んだ方がいい」と思うのでしょう?
なぜ、心のどこかで“読まなきゃ”と感じるのでしょう?
もしかしたらそれは、自分の「ペース」や「リズム」を取り戻したいという気持ちの表れなのかもしれません。
映像や音楽、演劇は、作品のテンポに私たちが合わせます。
でも本は違います。読む速さも、読む場所も、読む順番さえも自由です。
途中で閉じても、戻っても、飛ばしてもいい。
本は、すべてをこちらに委ねてくれる存在です。
今、いろんなことに気を配りながら暮らしているあなたへ。
誰の目も気にせず、好きなときに好きなように好きな速度で向き合える「本」という存在に、もう一度、そっと手を伸ばしてみませんか。
今回ご紹介するのは、自分のペースを取り戻したいと願うあなたに、そっと寄り添ってくれる2冊です。
まず1冊目は、
『本は眺めたり触ったりが楽しい』です。
本なのに読まないの?とツッコミたくなるタイトルです。そのタイトルの通り内容も自由。
ページをめくると、本のかたちや重さ、紙の手ざわり、本棚に並んでいるだけで嬉しい気持ち……そんな「本にまつわる楽しさ」が、たっぷり詰まっています。
「読む」以外の楽しみ方に、思わずうなずいたり笑ったり。
やわらかく優しいイラストもあり、本との関係をふわっと軽くしてくれる1冊です。
そしてもう1冊は、
『東京わざわざ行きたい街の本屋さん』です。
東京の個性豊かな書店を、美しい写真と店主たちの言葉で紹介したガイドブック。
「行ってみたい!」と思えるお店ばかりですが、東京に住んでいなくても楽しめます。
本屋という空間には、時代に抗うような“温度”があり、この本を通して店舗ごとの温度が伝わってきます。
本を読む前に「どこで本を手に取るか」を考えることで、きっと“読みたい気持ち”が芽生えてくるはずです。
買ったあとに手元に残り、好きなときにページを開ける。
そんな当たり前のようで、今では貴重になった感覚を、この2冊が思い出させてくれるはずです。
たくさんの情報に流されてしまいがちな毎日に、少しだけ余白を。
本に触れたくなる気持ち、自分のペースで楽しむ時間を、この2冊と一緒に取り戻してみませんか。
自分だけのリズムでいきたいと願うあなたに、届きますように。